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バンドが売れるか売れないかは、当然だがボーカル次第!
バンドの要、ボーカル。
ボーカルはバンドの顔ですから、ボーカルしだいでそのバンドが売れるかどうか決まると言ってもおかしくはありません。
では我々日常でスカウトする際、ボーカルはどういった基準でスカウトしているかをお話します。
歌はうまいに越したことはありません。
しかし考えてみてください。
友達と飲み会などで、ある程度の人数が集まったりすると、あなたの友達の中に一人くらいは、こいつ歌がうまいなぁって思う人はいるはずです。
そうです、カラオケが普及している今の世の中、歌がうまい人なんて星の数ほどいるんです。
でも歌がうまいからと言って、その人が必ずしもプロで売れるとは限りません。
ではプロで売れる人、つまり我々がスカウトしたくなるような人って、どんな人でしょうか?
我々スカウトがボーカルで一番注意して見ている点は、声に特徴があるかどうかです。
ボーカルも楽器の一つ!
ボーカルもパートのひとつですから、声も楽器のひとつと考えるべきなんです。
そう考えると、魅力的な声を出すかどうかがポイントになってきます。
魅力的な声とは、一度聞いたら印象に残る声です。
なので私の場合で言うと、透き通ったキンキンの高音が出るボーカリストよりも、声に幅があり太い声を出すハスキーボイスのボーカリストの方が魅力的に感じます。
もっとわかりやすく言うと、高音よりも低音、つまりいかに太い声を出せるかどうかを重点的に見ています。
高音を出すのは、ちょっと練習すればある程度出るのですが、低音を力強く歌うためには、生まれ持った声質がある程度を左右するからです。
普通の場合、高音が出せるかどうかなどに重点を置くように想われがちですが、我々は反対に低音がしっかり出せるかどうかを見ています。
特に、ちょっと普通の人とは違う声を持った人、声に特徴がある人などは、私は迷うことなくスカウト候補にあげます。
あと、よくビブラートをかけれる人がうまいとか言う人もいますが、私個人の意見としては、今の時代、ビブラートをかけるよりも、ノンビブラートなストレートに歌う方が、聴き手にしっかり伝わります。
もちろん声のことばかり書きましたが、最終的には外見、つまりルックスが良ければリーチ率は高いと言うのは言うまでもありません。
あなたのバンドのボーカルは、特徴のある声をしていますか?